貯金したいけど、給料低いから無理だ。
でも給料少なくても貯金できてるやつもいるし、おれと何が違うんだ?
こんなお悩みを解決します。
僕の周りにも「給料が少ない」ことを理由にして、貯金できてないという人はたくさんいます。
しかし個人的に言わせれば、「給料が少ない」ことは貯金できてないことの真因ではないですし、はっきり言って甘えです。
本当に「給料少なすぎて……」という人も中にはいますが、大半の人は貯金できる状況にあります。
では、どうすれば貯金ができるようになるのでしょうか?
この記事では、貯金ができない真因と貯金できるようになるための3つの方法論について解説していきます。
貯金ができない真の原因
まずは貯金ができない真の原因を見ていきましょう。後半ではそれぞれの真因に対して、打開策を提案します。
早速ですが、貯金ができない真の原因は以下の3つです。
- 目標設定が具体的でない
- 身の丈以上の生活水準
- 無駄な出費が多い、かつ金額を分かっていない
目標設定が具体的でない
僕の周りの貯金できない人にありがちな特徴ですが、総じて目標に具体性がないんですよね。
たとえばですが、以下のような意識で貯金しようとする人が多いです。
- そろそろ車買いたいから資金をためるかぁ
- 結婚資金を用意しとかないと
- もう20歳後半だしある程度貯めとかないと不安だな
正直、甘すぎです。貯金なんてそれなりのモチベーションがないと続くものではありませんし、貯金できる金額と甘さは反比例します。
何かを成すには、それ相応の目標と意思が必要なので、まずは目標を明確にしましょう。目標を決めて初めて貯金のスタートラインに立てます。
身の丈以上の生活水準
気持ちはわからなくもないのですが、身の丈に合った暮らしをしましょう。
多くの場合、必要以上に高額なものを買ったり、無駄に高い家に住んだりしています。
たとえば、給料が20万円ぐらいなのに、家賃10万円の家に住んでいたらどうやっても貯金なんかできませんよね?家賃8万円でも高すぎなぐらいです。
もしあなたが独身の会社員で平日は会社と仕事場を往復し、休日は友達と遊んでというような生活をしているなら、ほとんどいない家にそんなお金を払う必要はないでしょう。
しかも、この生活水準というのは厄介なもので、一度レベルを上げると下げるのはなかなか難しいです。一度味を占めると、なかなか戻せない。
まずは本当にそのレベルのものが必要なのかを再確認してみましょう。
無駄な出費が多い、かつ金額を分かっていない
これも貯金ができない人に総じて当てはまりますが、みんな「無駄な出費が多い」です。
例えば、以下のような出費をしてしまっていませんか?
- 仕事場で飲むコーヒーを自販機で買う
- コンビニで予定外のお菓子を買ってしまう
- 送料を抑えるために無駄にまとめ買い
- 結局やらないゲーム、読まない本を買う
ほかにもたくさんありますが、どれも「無くてもOK」と言えるような出費ばかりです。
この手の出費は大体の場合、1回あたり数百円と大した金額ではありません。しかし、それが毎日とかになると、年間数万円とかになるので気を付けましょう。
ただし、個人的には別に浪費ゼロである必要はないと思っています。
「朝コーヒーを入れるのが面倒だから、自販機で買う」「仕事を頑張ったご褒美にお菓子を買う」「消耗品をまとめ買い」とか全然アリです。だって、この手の浪費をゼロにしても金額は知れてますし、ストレスになっては元も子もありません。
ポイントは、ちゃんと金額を把握すること。まずは自分の浪費金額がいくらなのかを押さえておきましょう。
貯金をするための3つのポイント
では、ここからは真因を解決するためのポイントを解説していきます。
- 貯金の期間と目標金額を決めよう
- 生活水準でなく、幸福度で物事をとらえる
- 無駄な出費の金額を把握して、減らせるところは減らす
貯金の期間と目標金額を決めよう
上で「目標設定が具体的でない」ことを貯金ができないことの真因として挙げましたが、まずはその対策から。
そんなこと分かりきってると思われるかもしれませんが、貯金の期間と目標金額をちゃんと決めましょう。
ただし、このとき決める期間というのは「長くても2週間以内」にしてください。「1年間で100万円貯める」「1か月で10万円頑張る」とかは無しです。
なぜ短い期間にしたのかというと、1年間や1か月のような長期間に設定してしまうと、ちょっとお金を使いすぎたときに「来月、来週頑張ればいいや」とかの言い訳につながるからです。
また、そもそもとして人間は忘れっぽい生き物ですから、前の月にどれだけ使ったかなんて家計簿でも見なければ思い出せないものです。そんな忘れっぽい人間が、長期間の目標を立てて、それを守るなんてのは土台無理な話なのです。
ですので、目標設定の際は、1週間とか短い期間で設定しましょう。
例えば、「1週間で1万4000円貯金する」とかですね。
差しあたっては、月の手取りを1週間当たりに換算して、週当たりの収入を考えましょう。週当たり2万円なのであれば出費を6000円に抑えなければいけないですし、そのための具体的な行動も明確化しやすくなるはずですよ。
生活水準でなく、幸福度で物事をとらえる
生活水準を上げたいという想いの根底には、楽しく生活をしたいとか、幸せな人生を送りたいといった欲があるかと思います。
ですが、一度考えてみてください。「生活水準を上げること」と「人生を豊かに過ごすこと」はイコールでしょうか?おそらく違いますよね?
たとえば、あなたがハイブランドの服で着飾ったとして、誰かがそれを褒めてくれましたか?
広い家に住んだとして、その広さが何かの役に立ちましたか?
今一度思い返してみてください。きっと、その生活水準の高さは、「楽しい」とか「嬉しい」といった豊かさには繋がらなかったかと思います。
結局のところ生活水準の高さは、不要な出費につながることが多く、ある種の贅沢病なのです。
では、この贅沢病を治すためにはどうすればいいのかというと、物事を生活水準ではなく、幸福度でとらえるようにしましょう。
幸福度は人それぞれですが、広い家に住むくらいなら、月に1度温泉旅行やディズニーに行ったり、おいしいご飯を食べに行く方が僕は幸せを感じることができます。
ここでは広い家に住むことやハイブランドの服を買うことをダメな例として出しましたが、勘違いしないでほしいのが、別に広い家に住むことや高い服を買うことをダメと言っているわけではありません。
あなたにとってショッピング自体が幸福を感じる場面であればOKですよ。
無駄な出費の金額を把握して、減らせるところは減らす
3つ目は「無駄な出費の金額を把握して、減らせるところは減らす」です。
ポイントは減らせるところは減らすというところ。
個人的に、無理にすべての浪費をカットする必要はないと思っています。上で話した「幸福度」にもつながりますが、あなたがその出費で満足してるなら、その出費はありです。
なので、まずはそういう出費を自分がしてて、無くしても幸福度が変わらないものを選びましょう。
例えば僕の場合は、仕事場に持っていくコーヒーを前の日に作っておいて水筒で持って行ってます。豆を挽いて作ってるのでインスタントよりは割高ですが、コンビニで缶コーヒーを買うよりは安いですし、何といっても圧倒的に美味しいです。
この話からも分かるかと思いますがお金と幸福度は必ずしも一致しないので、「その出費があなたの幸福度につながるか」「同じコストでもっと幸福度を高められないか」はチェックしましょう。
とはいえ、切り詰めるところは厳しく
今回はちょっと甘めに貯金のポイントを解説しましたが、最終的には切り詰めるとことは切り詰めなければ、いつまでたってもお金は貯まりません。
最終的には収入の20%~40%を貯金に回せるようにしましょう。
なぜ20%~40%なのかは、『社会人向けに「節約」を解説』でも触れてるので、気になった方は参考にどうぞ。
ただし、貯金で無理をするのは本末転倒です。楽しくやれる範囲でまずは頑張りましょう。
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