SBI証券を徹底レビュー!メリット・デメリットを解説【初心者おすすめの安定感】

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SBI証券は、ネット証券の中でも最大手で、投資家に人気の証券会社です。

2020年の現在では、500万以上もの口座数を誇ります。

株や投資信託はもちろん、ロボアドバイザーやテーマ投資といった新しい金融商品の取扱も充実しているので、投資初心者から上級者までオススメできる証券会社です。

今回は「SBI証券」についてメリットやデメリット、オススメできる人などをまとめました。

実際に僕が使ってみた感想もあわせて紹介するので、よかったら証券会社選びの参考にしてください。

目次

SBI証券の総合評価

取引手数料
5
取り扱い商品数
5
投資信託
3.5
信用取引
5
取引ツール
4
サポート
5
NISA口座
5
銘柄検索のしやすさ
4
情報の充実度
4.5
口座開設数(安全性)
5
スマホアプリ
5
ポイントTポイントが利用可能

SBI証券は、ネット証券ではNo1の口座開設数を持つ最大手の証券会社です。SBIホールディングスが運営しています。

人気であることからも分かりますが、手数料や情報の充実度、サポートなどすべてが高水準で抜群の安定感を誇ります。

特に、IPO取り扱い銘柄数が多く、IPO株取引をしたい人には断トツでおすすめですよ。

以下にSBI証券の特徴をまとめたのですが、ちょっと紹介したいポイントが多すぎて自分でも驚きました。

SBI証券のポイントまとめ
  • ネット証券の中で人気No1
  • すべてが高水準のバランスの良さ
  • IPO取り扱い実績が豊富
  • NISA口座での取引は手数料無料
  • PTS取引が可能
  • 海外ETFの定期買い付けが可能

以下で詳細に解説していきますので、もっと詳しく知りたい方は読み進めてください。

SBI証券のメリット

まずはSBI証券のメリットを解説していきます。

MEMO
  • 取引手数料が安い
  • 取り扱い商品数が業界最大
  • 無期限の信用取引が可能
  • 圧倒的に高機能な取引ツール『HYPER SBI』
  • サポート能力の高さ
  • クォンツスコアによる検索機能
  • 無料情報の充実度の高さ
  • NISA口座での取引は手数料無料
  • Tポイントでの投資信託が可能
  • PTS取引が可能
  • 海外ETFの定期買い付けが可能

SBI証券のメリット①|取引手数料が安い

SBI証券のメリットの1つは、取引手数料の安さです。はっきり言って、業界内でも最安の部類です。

手数料の料金体系としては2パターンあるので、自分の投資スタイルに合わせて選択も可能です。

ちょっとややこしい料金プランなのですが、以下の基準で選んどけば、問題ないかと思います。イメージ的には、少額取引や本気でデイトレードする場合はアクティブプラン、そこそこの資金で中・長期投資ならスタンダードプランです。

  • 1日の取引金額が50万円以下⇒アクティブプラン
  • 1日の取引金額が100万円ぐらいまでで、かつ1日の取引回数が1~5回ぐらい⇒スタンダードプラン
  • 1日の取引金額が100万円以上ぐらいで、かつ1日の取引回数が6回以上ぐらい⇒アクティブプラン

料金体系その①|スタンダードプラン(中・長期投資向け)

1注文の約定代金手数料(税抜)
5万円まで50円
10万円まで90円
20万円まで105円
50万円まで250円
100万円まで487円
150万円まで582円
3,000万円まで921円
3,000万円超え973円

スタンダードプランは、1注文の約定代金に対して手数料がかかる料金プランです。いわゆる、「約定ごと」に料金がかかるタイプ。

中・長期投資ではそんなにたくさん注文を出さないので、スタンダードプランがオススメです。

目安としては1日の注文回数が1~5回ぐらいがこのプランになるかと思います。

料金体系その②|アクティブプラン(少額投資、短期投資向け)

1日の約定代金手数料(税抜)
50万円まで無料(0円)
100万円まで762円
以降100万円増加ごとに400円ずつ増加

アクティブプランは、1日の約定代金の合計に対して手数料がかかる定額制プランです。

SBIのアクティブプランの一番のポイントは50万円以下であれば無料であることです。

アクティブプラン(定額プラン)は基本的に、”活発に”トレードする投資家向けのプランなのですが、50万円以下は無料という点から、「少額取引の投資家」にもオススメなのです。

場合に寄りけりですが、「1日の取引金額が50万円以下の少額投資家」や「1日に6回以上取引する短期投資家」にオススメです。

プランは途中で変更も可能

なお、プランは途中で変更も可能ですので、取引スタイルが変わっても安心です。

しかも、ネットでいつでも申し込める上に、翌日には反映されます。

>>『SBI証券よくある質問 国内株式手数料プランの変更方法を教えてください。』

手数料を節約しながら、オトクに取引したい人は、ぜひSBI証券で口座開設しておきましょう。

SBI証券のメリット②|取り扱い商品数が業界最大

SBI証券は取り扱い商品数が業界最大です。

特に米国株や中国株をはじめとして、ちょっとマイナーなロシアや韓国も扱っており、すべてで9か国もの外国株式の取り扱いがあります。

ほかのネット証券だと米国と中国があればいい方で、そもそも外国株式を取り扱ってないのも当たり前です。

そういったネット証券の事情も含めて、SBI証券の外国株式の多さはかなり魅力的なわけです。

さらに投資信託や債券、ETFの扱いもトップクラスで、ほとんどの投資家のニーズを満たしているかと思います。

SBI証券のメリット③|無期限の信用取引が可能

SBI証券の信用取引は「無期限」での取引が可能なのがポイントです。

普通は、最大でも3年ぐらいで返済しないといけないので、これは実はすごいことです。

金利・貸株料とも非常に安いので、信用取引でガンガン稼ぎたい人にはオススメですね。

信用取引について

信用取引は、お金を担保に証券会社からお金を借りて、最大で3倍の金額での取引が可能になる取引手法です。

お金を借りてるので、基本的に返済期限や利息があって、普通は最大3年以内に返済しないといけないです。つまり、3年以内にトレードを完了させないといけないわけです。

SBI証券のメリット④|圧倒的に高機能な取引ツール『HYPER SBI』

投資家の中には、このツールを使いたいがためにSBI証券にするという人もいるぐらい高機能なツールが『HYPER SBI』です。

最大で20銘柄の相場状況を、リアルタイムで表示することが可能です。

また、もう1つの特徴として、板情報の使いやすさがあります。

画面から新規注文、注文訂正、取消の操作が、ドラッグ&ドロップだけでできるのは秒を争うデイトレーダーには必須の機能ではないでしょうか。

そのほか、『HYPER SBI』では銘柄ごとに過去20年分のチャートを見ることができるので、中・長期投資で買い時を見極めるときにも、かなり便利です。

SBI証券のメリット⑤|サポート能力の高さ

これは僕の経験も混じるのですが、問い合わせ時のサポーターの質がかなり高いです。

ほかの証券会社で問い合わせをした際は、「自分の情報を伝えて、質問をして、回答を調べてもらって……」とやっても、聞きたかった回答を貰えるまでに何回かやり取りが必要だったり、調べる時間が結構かかったりと電話口で待たされることが多かったりします。

しかし、SBI証券はこの電話対応が即レスで、「答えを用意してたのかな?」と思うぐらいに早かったです。

まぁ、ネットを見てると「電話対応は良くない」という声もあるので、もしかしたら僕が当たりを引いただけかもですが、それでも僕はSBI証券のサービスデスクを推しておきます。

ちなみに「チャット対応もある」ので、電話が苦手な人はそっちでもOKです。

SBI証券のメリット⑥|クォンツスコアによる検索機能

基本的な検索機能は取り揃えていて、市場や業種、投資金額からのスクリーニングはもちろんのこと、ゴールデンクロスなどのチャート形状からの検索もかけることができます。

初心者にもオススメなのは、わからない用語をクリックすると、解説が表示されること。たぶん、適当に検索して分からい用語をかたっぱしから見ていくだけでも、結構勉強できちゃいます。

また、SBI証券独自なのが、クォンツスコアでのスクリーニングが可能なこと。

クォンツスコアは、専門家が成長性・割安性・企業規模・テクニカル・財務健全性・市場トレンドの6つについて、膨大なデータから統計処理をして算出した数値を指します。

おかげで財務表をそこまで読み込まなくても、ある程度は企業を見定めることが可能になります。

ほかの会社はクォンツスコアでの検索には対応していないのですが、SBI証券はクォンツスコアでの検索が可能なため、銘柄のスクリーニングが手っ取りばやくできちゃうのですね。

ちなみに、僕はクォンツスコア無しで銘柄選定をしようとすると、2時間ぐらいかかりますが、クォンツスコア検索ありだと40分ぐらいなので、かなり時短になるかと思いますよ。

SBI証券のメリット⑦|無料情報の充実度の高さ

SBI証券は情報量の多さもポイントです。

メジャーどころの情報は押さえているので、初心者であればSBI証券だけで充分です。

四季報無料
トムソン・ロイター無料
フィスコ無料
ダウジョーンズ×
時事通信×
モーニングスター(株式新聞)無料

別の情報を見たいなどの要望が出てきたタイミングで、ほかの証券会社を開けばいいでしょう。

また、SBI証券独自のポイントとして、サーチナ中国版ニュースが見れる点があります。

もし、中国株の取引する場合には、情報量や取り扱い銘柄を考慮すると、SBI証券一択かと思います。

SBI証券のメリット⑧|NISA口座での取引は手数料無料

SBI証券はNISA口座での取引手数料が無料になります。

無料の対象となっている投資商品は、国内株式と海外ETFの2種類。海外ETFを無料でやっているのは、他だと楽天証券ぐらいなので、海外ETFの取引を考えている人は検討してみてください。

ぜっかくNISAで非課税にしても、取引手数料が高ければ意味がないですからね。

手数料無料でNISA口座を運用できるSBI証券での開設をオススメします。

SBI証券のメリット⑨|Tポイントでの投資信託が可能

いつでも!どこでも!SBI証券でTポイントが貯まる!使える!お持ちのTポイントで「ポイント投資」始めましょう!

SBI証券はTポイントを使った投資信託が可能です。

「現金を使って投資するのはちょっと……」という人でも、Tポイントであればやりやすいのではないでしょうか?

あとは、「Tポイントって気が付いたら使う前に失効しちゃってる……」って人も投資に回しちゃいましょう。

ちなみに、SBI証券で取引したり、サービスを利用するだけで、Tポイントが貰えるので、取引しながらTポイントを貯めていくのも可能ですよ。

SBI証券のメリット⑩|PTS取引が可能

【SBI証券は夜間にも取引が可能】SBI PTS【8:20~23:59】朝でも夜間でも!突然の決算やニュースをチャンスに変える!

SBI証券ではPTS取引、いわゆる夜間での取引ができます。

普通は、証券取引所が開いている9時~15時までの間しか、株の取引きなどはできませんが、PTS取引を利用すれば時間外取引ができます。

SBI証券のPTS取引の時間

8:20~16:00

17:00~23:59

日中は仕事してるから取引できない人などには、有難いサービスかと思います。

SBI証券のメリット⑪|海外ETFの定期買い付けが可能

ETFは投資信託と異なり、積み立て購入のような買い方ができない証券会社がほとんどですが、SBI証券は海外ETFの定期買い付けが可能です。

なので、積み立て投資のように毎月1日とかに自動で買い付けていくといった手法が簡単にできます。

「自分で注文出せばいいじゃん」という声も聞こえてきそうですが、なんだかんだで買い忘れたり、ツール開く手間があったりで面倒になってくるので、自動で注文できるならそれが一番です。

海外ETFはSBI証券でしか自動買い付けできないので、ETFを使った積み立てをしたい方はSBI証券一択になります。

SBI証券のデメリット

ここまでSBI証券のメリットを紹介しましたが、残念ながらデメリットも存在します。とはいえ、個人的にはたった一つだけですね。

MEMO
・楽天証券と比べるとポイント還元率で劣る

SBI証券のデメリット①|楽天証券と比べるとポイント還元率で劣る

Tポイントを使えることをメリットとして挙げましたが、ポイント投資をするなら楽天証券に軍配が挙がるかなと思います。

やっぱり『楽天経済圏』を活用した時の楽天の還元率は尋常ではないんですよね。

楽天証券以外と比較するなら、Tポイントが使える分、SBI証券も優位性はあるのでデメリットと言うほどではないかもですが、覚えておきましょう。

IPO投資とか海外ETFの積み立てなど、SBI証券にしかできない投資はSBI証券でやり、ポイントを貯められる投資信託の積み立てなどは楽天証券でやるなど使い分けがオススメです。

SBI証券はこんな人におすすめ

ここまでで解説してきたメリット、デメリットをまとめるとSBI証券がオススメな人は以下にの条件に当てはまる人です。

  • とりあえず大手の証券会社がいい人
  • 手数料を抑えて投資したい人
  • いろいろな投資をやりたい人
  • 高機能なツールを使いたい人
  • 長期保有での信用取引を行いたい人
  • 投資情報がたくさんほしい人
  • Tポイントでの投資を行いたい人
  • IPO株投資をしたい人
  • PTS取引(夜間取引)を行いたい人
  • 海外ETFの定期買い付けを行いたい人

やはり業界最大手なだけあって、SBI証券は全てのポイントで高水準な証券会社です。

特にこだわりがなければSBI証券にしておけば間違いないです。また、複数の口座を開くとしても、その中の1つには必ずSBI証券は入ってくるかと思うので、最初の口座としてもオススメですよ。

ユウシオ
ユウシオ

なんかオススメの人が多すぎて、ステマっぽくなってしまったけど、僕はSBI証券の回し者ではないので安心してください。

SBI証券と楽天証券、どっちがオススメか比較

SBI証券とよく比較に挙げられる「楽天証券」との違いについて、簡単に表にまとめてみました。

楽天証券SBI証券
国内株式取引最低手数料
(1約定あたり)
50円(税抜)50円(税抜)
IPO取扱銘柄数
(2017年度)
4社75社
投資信託取扱本数
(内、ノーロード)
2,665本
(1,349本)
2,695本
(1,349本)
取扱外国株6カ国9カ国
ポイント楽天ポイントTポイント
ロボアドバイザー楽ラップウェルスナビ

ほかにも差はありますが、大きな差はこの辺りですね。

使いたいサービスによってどっちを使い分けるかもあるので、自分の目的や投資スタイルと照らし合わせて判断してみ貰えればと思います。

ちなみに僕はSBI証券も楽天証券も使っています。結局、要所要所で使い分ける方がお得なので、個人的には両方の口座を開設しておくのが一番おすすめです。

SBI証券のまとめ

今回はSBI証券のメリット・デメリットをレビューしました。初心者から上級者すべてに対応できる高水準な証券会社であることがお分かりになったかと思います。

正直、とりあえず開設しておいて損はない証券会社です。

改めてSBI証券の特徴をまとめると以下のような感じ。

SBI証券のポイントまとめ
  • ネット証券の中で人気No1
  • すべてが高水準のバランスの良さ
  • IPO取り扱い実績が豊富
  • NISA口座での取引は手数料無料
  • PTS取引が可能
  • 海外ETFの定期買い付けが可能

口座開設は無料なので、投資を始めるという方はとりあえずSBI証券を開設しておくというのもアリです。

結構厳しめにレビューするつもりでしたが、やはり大手ならではの安定感を感じさせてくれたなと思います。

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この記事を書いた人

化学系社会人博士。本業で車両制御ソフトの開発しながら、投資やブログを趣味として嗜んでます。コアとしてインデックス、サテライトとして個別グロース株、仮想通貨を入れるコアサテライト戦略を取ってます。FP2級持ってますが、あまり役に立たないことが分かりました。

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