つみたてNISAをはじめるんだが、どこの会社で口座を作るのがいいんだ?見るべきポイントを教えてくれ!
つみたてNISAをはじめたいけど、どこの証券会社で口座を開いたらいいか迷っている方も多いと思います。
そこでこの記事では、つみたてNISAの口座選びで見るべきポイントを紹介し、それぞれのポイントについて各社の違いを比較していきます。
なお、「選び方なんてどうでもいいから、さっさとおすすめ証券会社を教えて!」という方は、楽天証券を選んでおけば良いかと思います。
- つみたてNISAの証券会社を選ぶときに見るべき4つのポイント
- 各ポイントごとの証券会社比較結果
- おすすめの証券会社
つみたてNISAをはじめるならネット証券がおすすめ
つみたてNISAを始めるには、主に以下の3つの方法があります。
- 銀行の窓口で始める
- 証券会社の窓口で始める
- ネット証券で始める
個人的には、「ネット証券で始める」のが断トツでおすすめですが、ネットは不安だという人は別に窓口で開設してもOKです。
ただ、窓口は営業時間も限られますし、足を運ばないといけない点でデメリットが大きいのでそこは注意です。
ちなみに、「窓口は担当の人に手数料の高い金融商品を勧められるから良くない」という意見もありますが、つみたてNISAに限って言えばそれは嘘です。
というのも、つみたてNISAの投資対象には、銀行や証券会社が大幅に儲かるような商品がないからです。
なぜなら国が明確な制限を設けているからです。
国民のために施工した制度で、銀行や証券会社が儲かって、国民が損をしているのでは意味がないからだね。
■国が規定するつみたてNISA投資対象の条件
- 販売手数料をゼロにすること
- 信託報酬の最大値を規定内にすること
(国内資産への投資は0.5%以下、海外資産への投資は0.75%以下) - 毎月分配型でないこと
- 信託契約期間が無期限もしくは20年以上であること
とはいえ、多くの人はつみたてNISA以外にも投資をすると思うので、無難にネット証券を選んでおくのがおすすめですよ。
つみたてNISAの証券会社を選ぶときに見るべき4つのポイント
ではここからは本題。
つみたてNISAの証券会社を選ぶのに見るべきポイントを紹介していきます。
基本的には、普通にネット証券を選ぶときに見るポイントと同じだよ!
というのも、つみたてNISAは、非課税枠で運用できるというポイントはあるけど、本質的には普通の資産運用と変わらないからね。
つみたてNISAの証券会社を選ぶポイント①:手数料
上でも書きましたが、国が制限を設けているため、つみたてNISAの手数料は証券会社によって変わることはありません。
つみたてNISAで買える商品はすべて手数料無料です。
なので、手数料という観点ではどこのネット証券でも同じなわけですね。
参考までに、つみたてNISAでかかる手数料について簡単に紹介しておきます。
口座開設手数料 | 無料 |
口座管理手数料 | 無料 |
購入手数料 | 無料 |
売却手数料 | 購入した商品によって異なる |
運用手数料 (信託報酬) | 購入した商品によって異なる (国内資産への投資は0.5%以下、海外資産への投資は0.75%以下) |
売却手数料や運用手数料については、コストがかかりますが、これらは証券会社によって変わるのはなく、商品によって変わるものです。
なので、手数料という観点では差が出ないことは理解しておきましょう。
つみたてNISAの証券会社を選ぶポイント②:運用商品
次は、運用商品についてです。
これが結構重要なポイントで、運用商品は証券会社によって大きく異なります。
基本的に選択肢は多い方がいいので、ファンド数が多い方がおすすめです。
金融機関 | ファンド数 |
---|---|
楽天証券 | 150本 |
SBI証券 | 150本 |
マネックス証券 | 147本 |
松井証券 | 146本 |
カブドットコム証券 | 149本 |
大和証券 | 20本 |
髙木証券 | 46本 |
フェデリティ証券 | 36本 |
野村証券 | 7本 |
イオン銀行 | 20本 |
三井住友銀行 | 3本 |
りそな銀行 | 4本 |
みずほ銀行 | 3本 |
三菱UFJ銀行 | 12本 |
ゆうちょ銀行 | 8本 |
150本弱あれば十分なので、「楽天証券」「SBI証券」「マネックス証券」「松井証券」「カブドットコム証券」あたりであれば問題ないでしょう。
あとは、欲しいファンドが該当のネット証券で購入可能かどうかですが、人気のものはどこの証券会社でも購入可能かと思います。
参考までに下記は投信ブロガーが選ぶおすすめファンドのランキングですが、上位を占めるeMAXISならどこでも買えますよ。
つみたてNISAの証券会社を選ぶポイント③:積立方式
積立豪式としてみるべきポイントは「最低積立金額」と「定期積立の間隔」です。
先ほどの5社について、まとめたので参考にして下さい。
金融機関 | 最低積立金額 | 定期積立の間隔 |
---|---|---|
楽天証券 | 100円から | 毎月 or 毎日 |
SBI証券 | 100円から | 毎月 or 毎週 or 毎日 |
マネックス証券 | 100円から | 毎月 |
松井証券 | 100円から | 毎月 |
カブドットコム証券 | 500円から | 毎月 |
基本色々選べる方がいいとは思いますが、定期積立なんかは毎月が選択できれば十分かと思いますし、つみたてNISAをされる方は、毎回1000円くらいは積み立てる方がほとんどかと思います。
なので、最低積立金額も参考程度で良いかもしれませんね。
つみたてNISAの証券会社を選ぶポイント④:ポイントサービス
個人的に一番の重要ポイントである「ポイントサービスがあるか」です。
金融機関 | 購入時 | 積立時 | 保有時 |
---|---|---|---|
楽天証券 | 楽天カード払いで購入金額の1%分を楽天ポイントで還元 (1月当たり最大5万円分まで) | 楽天ポイントを資金として利用可能 | 年率0.048% 10万円ごとに 毎月4pt |
SBI証券 | なし | Tポイントを資金として利用可能 | 最大年率0.05% (銘柄によって異なる) |
マネックス 証券 | 購入時手数料の1.5%をマネックスポイントとして還元 | ポイントの利用不可 | 最大年率0.08% (銘柄によって異なる) |
松井証券 | 購入時手数料の全額を 松井証券ポイントとして還元 | ポイントの利用可能 | 最大年率0.1% (銘柄によって異なる) |
カブドットコム 証券 | なし | ポイントを換金すれば利用可能 (100ポイントで1万円に換金) | 最大年率0.12% (3000万以上保有時は0.24%) (銘柄によって異なる) |
ここで注意してほしいのですが、つみたてNISAは購入手数料がゼロなので、マネックス証券と松井証券は実質的に購入時のポイント還元無しです。
なので、購入時にポイントを貰えるのは、楽天証券のみというわけです。
また、「マネックス証券」や「松井証券」や「カブドットコム証券」は保有時の最大年率が高めですが、対象銘柄がかなり限られているので、そこも注意です。
実際、上で紹介した人気ファンドであるeMAXISシリーズは全てポイント付与対象外でした。
以上から、個人的にはトータルして「楽天証券」がおすすめかなと思います。
ちなみに僕も楽天証券で積み立てているよ!
つみたてNISAをやるなら楽天証券
すでに答えは出てますが、改めて言い直すと「楽天証券」がおすすめです。
楽天カードを持ってないとダメという制約はありますが、ポイントの還元率や利用の簡便性は、他の証券会社とは比較にならないレベルです。
特に以下のチェックリストに当てはまる人は、ぜひ楽天証券ではじめてみてください。
- 楽天カードを持っている人
- 楽天市場でよく買い物をする人
- ポイントでお得につみたてNISAをしたい人
- 各種楽天サービスを使っている人
まとめ:つみたてNISAで証券会社を選ぶときに見るべきポイント【各社の違いを徹底比較】
今回はつみたてNISAで証券会社を選ぶときに見るべきポイントについて解説していきました。
基本はネット証券を選ぶ方法と同じですが、つみたてNISAならではの知識も必要なのでそこは覚えておいてくださいね。
また、上で紹介したようにポイントサービスの観点で楽天証券がおすすめです。
つみたてNISAは年利4%とかの投資信託を運用するので、1%のポイント還元は馬鹿にならないですよ!
今回はこれでおしまい!お疲れさまでした!
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