【投資初心者】インデックスファンドがおすすめされる理由を解説【アクティブファンドよりもインデックスファンド】

しば
しば

インデックスファンドがおすすめとは聞くが、なんでなんだ??

このような疑問にお答えします。

インデックスファンドは、『日経平均株価』や『NYダウ』などの株式指標(インデックス)と、同じような値動きをするように作られた投資信託のことで、いろいろな本やサイトで投資初心者にオススメされています。

ですが、この理由はなぜでしょうか?

この記事では、インデックスファンドが初心者におすすめされる理由について解説していきます。

記事の内容
  • インデックスファンドについて
  • インデックスファンドが初心者におすすめな理由
  • インデックスファンドのデメリット
  • インデックスファンドの勉強におすすめの書籍
目次

インデックスファンドとは?

インデックスファンドとは、『日経平均株価』や『NYダウ』などの株式指標(インデックス)と、同じような値動きをするように作られた投資信託のことを指します。

少し説明が難しいですが、仕組みはシンプル。

普通の株式投資の場合、私たち投資家が自分で銘柄を減らんで買うことになります。

一方で、投資信託の場合、投資家から集めたお金をプロのファンドマネジャーが投資家の代わりに様々な銘柄や債権に投資をしてくれています。

投資信託とは
参照:一般社団法人 投資信託協会「投資信託を学ぼう」

インデックスファンドというのは、このときの運用のやり方を表すもので、対義語としてアクティブファンドというものも存在します。

インデックスファンドとアクティブファンド
  • インデックスファンド:『日経平均株価』や『NYダウ』などの株式指標(インデックス)と、同じような値動きをするように作られた投資信託。平均を狙う。
  • アクティブファンド:ファンドマネージャーの指揮により市場の平均以上の利益を出そうとする投資信託。

上記のように、インデックスファンドではベンチマークと同じ動きになるように運用します

たとえば、日経平均株価に連動するインデックスファンドであれば、日経平均株価と完全に連動するように機械的に銘柄を選択するので、日経平均株価が5%上昇したら、日経平均株価に連動するインデックスファンドも5%上昇します。

一方、アクティブファンドは、ファンドマネージャーが市場の平均以上の動きになるように運用する点で異なります

しば
しば

こうやって見ると、アクティブファンドの方が良さそうなんだが、なんで初心者にはインデックスファンドの方がおすすめなんだ?

ユウシオ
ユウシオ

いい質問だね!たしかに、市場平均を上回るように運用しているアクティブファンドの方が儲かりやすそうだよね。

インデックスファンドの方が良い理由については、この後解説していくよ!

インデックスファンドがおすすめな3つの理由

インデックスファンドがおすすめな理由としては、以下の3つが挙げられます。

  • 商品の中身が分かりやすい
  • 信託報酬が安い
  • アクティブファンドはインデックスファンドに勝てない

では、それぞれの理由について詳細を解説していきます。

商品の中身が分かりやすい

インデックスファンドは、市場平均にあわせて動くように運用するので、投資している銘柄は追従する指標を構成する銘柄と同じものが選択されます。

たとえば、TOPIXではトヨタ自動車やイオン、ソフトバンクなどの100銘柄を組み合わせていますが、TOPIXに追従するインデックスファンドは同じ比率になるように同じ銘柄を買っているわけです。

ですので、ファンドマネージャーが流動的に銘柄を入れ替えているアクティブファンドより、構成銘柄が分かりやすく、投資イメージが付きやすい点でメリットがあると言えます。

信託報酬が安い

投資信託で資産運用する際に、重要な手数料の1つである信託報酬。

アクティブファンドと比較してインデックスファンドは、この信託報酬が安めに設定されています。

というのも、信託報酬は運用会社に支払う運用手数料だからです。

数字だけ見ると、1~2%程度の差しかないですが、投資している間は運用資産から差し引かれる形で支払い続ける費用ですし、そもそも投資信託のリターンは数%なので、この違いは馬鹿にはできないのです。

投資信託の手数料については、「【初心者向け】投資信託でかかる手数料についてわかりやすく解説」で解説しているので、こちらも参考にしてください。

アクティブファンドはインデックスファンドに勝てない

内容だけ見るとアクティブファンドの方が良さそうでしたが、実はアクティブファンドよりインデックスファンドの方が過去の投資成績は良いです。

以下は、それぞれのシャープレシオです。

参照:資産運用業高度化プログレスレポート2020
シャープレシオとは

簡単に言えば運用効率の指標。数値が高いほど運用が上手くいっている。

見てもらうと明らかですが、アクティブファンドのシャープレシオはインデックスファンドを下回っています。

つまり、アクティブファンドはインデックスファンドほど上手く運用ができていないのです。

なので、基本はインデックスファンドがおすすめなわけです。

インデックスファンドのデメリット

一方で、インデックスファンドにもデメリットはあります。

  • 商品の種類が少ない
  • 運用効率が高いかは疑問

では、それぞれのデメリットについて見ていきましょう。

商品の種類が少ない

インデックスファンドは各種の指数と連動するように運用する投資信託ですが、日経平均株価やTOPIXなど対象となる指数は限られています。

ですので、アクティブファンドよりも商品の種類が少なく、選択肢が限られるのはデメリットともいえるでしょう。

ユウシオ
ユウシオ

まぁ少ないと言っても、SBI証券で約440本、楽天証券で360本とか扱ってるので、初心者にはそれでも多すぎるかもしれないね。

運用効率が高いかは疑問

もう一点のデメリットは、運用効率が高いかは疑問であること。

というのも、インデックスファンドでは、業績不振の銘柄にも投資することになるからです。

先に言ったように、インデックスファンドは機械的に銘柄選択しているため、値上がりしている銘柄も値下がりしている銘柄も買っています。

有望な銘柄があろうとも、業績不振の銘柄に投資してしまうわけです。

ですので、運用効率という観点では、少し考えるところがあると言えるでしょう。

しば
しば

なるほど。分散投資のデメリットともいえる部分だな。

インデックスファンドを勉強するのにおすすめの書籍

参考情報ですが、インデックスファンドを極めたい人向けにおすすめの書籍も紹介しておきます。

管理人が読んでよかったと思った本を2冊だけ抜粋しました。

インデックス投資のおすすめ書籍①|お金は寝かせて増やしなさい

インデックス投資をはじめて勉強するなら、一番初めは『お金は寝かせて増やしなさい』がおすすめです。

他の本と違って、出口戦略まで記載されているので、初心者でも知識の実践への落とし込みがやりやすいです。

また、インデックス投資は多少知識がなくてもできるのですが、裏を返せば「理論を裏付ける根拠を提示しにくい」側面もあります。

そのため、多くの本は経験ベースで書かれる傾向にありますが、この本は実体験にエビデンスを肉付けしてくれているので、その点で論理をもって理解することができるでしょう。

インデックス投資のおすすめ書籍②|ウォール街のランダム・ウォーカー

2冊目は「ウォール街のランダム・ウォーカー」です。

有名な本なので目にしたことがある人も多いのではないでしょうか?

この本は結構なボリュームがありますが、結構な量をインデックス投資以外の投資方法について説明しています。

理由としては、いかにインデックス投資が優れているかを説明するため。

なので、他の投資法と比較したうえで、インデックス投資を勉強したい人におすすめです。

まとめ:【投資初心者】インデックスファンドがおすすめされる理由を解説

今回はインデックスファンドが初心者におすすめされる理由について解説していきました。

カンタンにまとめると、以下の3点がおすすめな理由として挙げられます。

  • 商品の中身が分かりやすい
  • 信託報酬が安い
  • アクティブファンドはインデックスファンドに勝てない

ただし、インデックス投資にはデメリットもあるので、そこは注意しておきましょう。

インデックス投資を勉強するのにおすすめな本も紹介しておきましたので、もっと知識を深めたいという方は参考にしてみてください。

ユウシオ
ユウシオ

今回はこれでおしまい!お疲れさまでした!

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この記事を書いた人

化学系社会人博士。本業で車両制御ソフトの開発しながら、投資やブログを趣味として嗜んでます。コアとしてインデックス、サテライトとして個別グロース株、仮想通貨を入れるコアサテライト戦略を取ってます。FP2級持ってますが、あまり役に立たないことが分かりました。

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