【いまさら聞けない】最低限知っておきたい株用語【第1回】

友達が投資はじめたって言ってて、話聞いてみたけど良く分からなかった。

本も難しすぎて……。

こんな課題を解決します。

先日、こんなツイートをしました。

株式投資をしていると、たくさんの専門用語が出てきます。

たとえば、株のニュースなんかを見ていても、「TOPIXが~~のため、」とか言っていて「何のことだ?」となったことはありませんか?

本であれば解説してくれることもありますが、テレビのニュースなんかでは専門用語は知っている前提であるため、解説されることなく終わってしまいます。

この記事では、そういったいまさら聞けない基本的な株式投資に関する用語を解説していきます。

どの用語も株式投資に必須の知識ですので、この機会にマスターしましょう!

ユウシオ
ユウシオ

今回はレベル1~3までを紹介するよ!

評判良ければレベル4以降もシリーズ化していくからね!

目次

株の”超”基本用語 LEVEL.1

まずは基本中の基本、これを知らないと株を理解できないものからです。

株式

株式会社が、資金を出資してくれた人に対して発行する証券のことです。

株式は、企業が事業を行うために必要な資金を集める方法のひとつで、たとえば会社が新事業を始めるとか、製品開発を始めるとか、お金が必要な場合に発行されます。

ポイントは、株式を発行して得た資金は、銀行からの借金と違って、返済する必要がないということ。

一見、企業に出資する側(株式を買う側)にはメリットがなさそうですが、保有株式の割合に応じた経営参加や、保有株式数に応じた配当金、株主優待など様々な特典があります。

また、企業が成長し株式の価値が上がったときには、その株式を売却して利益を得ることもでき、この仕組みを利用してお金を増やす手法が株式投資なわけですね!

株主

読んで字のごとく、株式を保有している投資家のことを株主といいます。

株式は会社の所有権をを分けたものですので、株主には会社の経営に口出しする権利があります。

ですので、後述する株主総会に参加できる人とも言えますね。

株主総会

株主総会は、株式会社における最高意思決定機関です。

株式会社の重要な決断(会社の経営方針など)は、株主総会にて決定され、株主は株主総会に参加できる権利を持ちます。

株主総会と聞くと、めんどくさそうなイメージを持つかもしれませんが、会場で企業の商品なんかを手土産としてくれたりするので、意外と楽しいですよ。

株主優待

株主優待とは会社が株主に対して行っているサービスのようなものです。

国内企業の多くが実施しており、たとえば自社製品をプレゼントしてくれたり、、店舗で使えてるクーポンや商品券など、株主に様々な特典を与えています。

株主優待制度はあくまでも”サービス”なので、企業によってはそもそも優待制度を設けていない場合もあるので、投資する銘柄が株主優待を行っているかは確認しておきましょう。

銘柄

銘柄とは株式を発行している企業のことを指します。

たとえば、「任天堂」「JT」「イオンホールディングス」などのことですね。

銘柄選びなどということが多いですが、基本的に「企業」という言い方に置き換えてもらって問題ありません。

証券取引所

証券取引所とは、株式を売買する機関のことを指します。

よく「東京証券取引所では本日……」といった言葉を耳にしますね。

株式投資ではたくさんの銘柄をたくさんの投資家で取引きします。

そのため、それぞれの投資家が自分の持っている株を売ったり買ったりする相手を個人で見つけることは困難です。

そこで証券取引所では、全ての投資家の注文を集約して、仲介してくれているわけです。

なので、実際には投資家→証券会社→証券取引所という流れで株式取引は行われています。

証券会社で取引されていると誤解している方も多いので、注意しましょう。

株の基本用語 LEVEL.2

次はもう少しレベルアップした用語です。

株価チャートを分析するには必須の用語なので、しっかりと覚えてください。

始値・終値

始値(はじめね)は、ある期間における最初の株価、終値(おわりね)は、ある期間の最後の株価のことを表します。

たとえば、ある1日の期間であれば、日本の株式市場は9時~15時であるため、始値は9時の株価、終値は15時の株価ともいうことになります。

ただし、注文が殺到した場合などはその時間ジャストに取引が成立するわけではないので、多少後ろにずれることはあります。

ストップ高・ストップ安

株価は日々取引によって変動しますが、株価には1日の動いてもOKな値幅が決まっています。

この値幅の上限がストップ高、値幅の下限がストップ安と呼ばれます。

値幅は株価によって違い、当然ですが、株価が高いほど値幅も広く設定され、たとえば、株価100円未満は値幅30円、100円以上200円未満は値幅50円といった具合になります。

この仕組みのおかげで、どれだけ急激に株価が下落しても、一日にして株券が紙くずになるということは(ほぼ)ありません 。

(ストップ安が毎日続いているとその限りではないので、あえて”ほぼ”という言い方をしました)

出来高

出来高とは、ある期間中に売買が成立した株式の数量です。

たとえば、出来高100万株と言えば、100万株の株式の売買が成立したということになります。

株の取引は買い手と売り手がるので、100万株の売り注文と100万株の買い注文があったということです。

(良い意味でも悪い意味でも)注目を集めている株ほど出来高は増えるので、出来高が高い銘柄は何かしらのニュースがあったのかもしれません。

また、出来高が少ない銘柄は売買が成立しずらく、株価も安定しないので注意がしておきましょう。

株の基本用語 LEVEL.3

つづいて、株式市場の動きを表す指標について知っておきましょう。

ここでは、ニュースなんかでよく使われる2つの指標を解説します。

日経平均株価

日経平均株価は、日本経済新聞社が東証1部に上場する企業の中から業種等のバランスを考慮して選んだ、日本を代表する225社の平均株価です。

「日経平均株価」「日経225」などと呼ばれることもあります。

日経平均株価に採用されている銘柄は日経平均銘柄とよばれ、海外投資家からも頻繁に取引されているため、時価総額が高く、株価が安定しやすい特徴があります。

日経平均株価はまさしく日本の経済状況を示したものとも言え、株式市場全体、ひいては日本経済の大まかな値動きを把握することができます。

そのため注目度が高く、テレビのニュースなどで「今日の日経平均株価は○○○円でした」という形で報告されることも多いです。

TOPIX

TOPIXは、Tokyo Stock Price Indexの略称で、東証株価指数のことを指します。

東京証券取引所が、東証1部に上場している全ての株(2000銘柄以上)を対象に算出しているため、日経平均株価よりも1銘柄の影響度の小さい指標です。(1銘柄の株価が動いてもそれほど影響しない)

ただし、TOPIXは時価総額に応じた指数ですので、時価総額の高い銘柄はTOPIXに強い影響を与えます。

そのため、TOPIXは株式市場全体の動きを示し、日経平均株価は大型株の動向を示しているという見方もできるでしょう。

まとめ

今回は株式投資の基本用語として、最低限知っておきたい言葉を解説していきました。

たぶん、LEVEL.3なんかは難しいと感じる方もいるかもしれませんが、知っておくとニュースなんかでも何を言っているのか理解できるかと思います。

ぜひ、この機会にマスターして、株式投資への理解を深めてください!

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この記事を書いた人

化学系社会人博士。本業で車両制御ソフトの開発しながら、投資やブログを趣味として嗜んでます。コアとしてインデックス、サテライトとして個別グロース株、仮想通貨を入れるコアサテライト戦略を取ってます。FP2級持ってますが、あまり役に立たないことが分かりました。

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