株のトレードしたいけど、日中は仕事があって時間取れない……。
家のこともあるし、一日中チャートをチェックし続けるとか無理なんだよなぁ。
そんな悩みを抱えていませんか?
株式トレードというと、たくさんのPC画面を並べて常にチャートとにらめっこしているしているイメージがあるかもしれません。
でも、安心してください。
株式投資には、短期間の株価の値動きで儲ける方法もありますが、中期間・長期間の投資手法もあるんです。
しかも、世界的なお金持ちは中期間・長期間での投資手法で儲けた人が多い!
この記事では、仕事で日中に株式の売買ができないあなたでもできる「中・長期投資」について解説していきます。
この記事を読めば、忙しい人は長期保有の方がいい理由と長期保有で儲ける仕組みが分かるよ!
株式投資には「短期投資」「中期投資」「長期投資」がある
一口に株式投資と言っても、投資期間や運用方針に応じて「短期投資」「中期投資」「長期投資」の3つのタイプに分けることができます。
投資期間によって利益を得るための観点(運用方針)が異なるので、ここでは簡単にそれぞれの手法の特徴をいていきましょう。
短期投資の特徴
「買った株をその日のうちに売買するデイトレード」や「数日から数週間の間株式を保有して売買するスイングトレード」が短期売買に含まれます。(人によってはスイングトレードを中期に含める人もいますが、当サイトでは短期扱いとします。理由は後述。)
買った株をその日のうちに売却するデイトレードや、数日から数週間保有して売却するスイングトレードなど、短期的な株価の上下を捉えて小さな利益の積み重ねを狙う方法です。
少しギャンブル性が高い投資手法だよ。
スロットとか競馬とかが好きな人ははまってしまうかも!
中期投資の特徴
短期投資と長期投資の間で、数週間から数か月程度の期間で値上がりを狙う方法です。
個人的には、バレンタインなどの季節イベントと戦うことが多い投資手法だと思っています。
そこそこ投資スパンが長いので、投資の楽しさを感じやすいです。
僕は中期の株式投資がはじめての投資だったよ。
短いスパンで投資を繰り返すことができるので、試行錯誤しやすく勉強には最適だね。
長期投資の特徴
買った株を数年から数十年にかけて保有し、企業の成長とともに株価が大きく上昇することを楽しみに待方法です。
銘柄によっては、その間に配当金や株主優待を受け取る楽しみもあります。
長期投資は安定的に稼ぎやすい手法だよ。
上手く当てられると、自分の分析が正しかったことが証明されたようで楽しいよ。
よくある投資期間についての勘違い
注意してほしいのが、投資期間の違いは単に株式の保有期間の長さを指すものではありません。
上でも書きましたが「短期投資」「中期投資」「長期投資」の分類は投資期間と”運用方針”によって決まります。
短期投資の場合は、基本的に株価の動きを分析(テクニカル分析)して短い期間で利益を狙います。
このとき、企業の業績がどうかや長い目で見た場合の株価の位置がどのあたりかといったことよりは、値動きのよさ、直近の株価の変化、話題性などを重視します。
一方で、中期投資や長期投資の場合、業績や企業価値、株価の位置を見ながら、将来性が期待できる銘柄を選ぶ必要があります。
チャートの細やかな動きよりも、企業の決算書などの企業価値のための判断材料が重視されます。
ただし、中期投資と長期投資では方針に大きなさがないので、当初は長期投資運用を見越して買ったけど、途中で中期投資として運用するというのはありです。
例えば、長期投資を考えて買ったけど、想定よりも早いタイミングで業績好調が発表され、この先の成長性が期待できない場合は、一度利益を確定したほうがよいこともあります。
ただ、「短期投資から中期投資への変更」「短期投資から長期投資への変更」は絶対にやめましょう。
よくあるパターンは短期で売却するはずが失敗してしまい、株価が戻るのを待っていたら、気が付いたら中期投資に移行していたというケースですが、短期投資と中期投資では根本的に運用投資が異なります。
短期投資観点で上がると思っても、中期投資観点では上がる見込みがない場合はそのまま持っていても損失を膨らませるだけの結果に終わることが多いです。
再度強調しますが、短期投資と中・長期投資では銘柄選択の方針が根本的に違うため、短期投資狙いで買った株を長期投資に変更することは絶対にやめてください。
僕も投資をはじめて2年目ぐらいのときに大損しました……
そのときは短期投資として買った銘柄を中期の塩漬けにしてしまい、気づいたころには大損だったんだよね……
株の長期保有で大金持ちになった人たち
長期投資で運用すればいいことは分かったけど、長期投資でも儲かるの?
長期投資で運用すればいいことは分かったけど、長期投資でも儲かるのか?
結論から言うと、長期投資でも儲かるよ!
実際、投資の神様と言われているウォーレン・バフェット氏は長期投資による運用を推奨しているしね!
長期投資は銘柄の選び方次第で、大きな資産を築くことができます。
たとえば、投資の神様、ウォーレン・バフェット氏は自身も推奨している長期投資を実践していますが、株式投資で約8.9兆円の個人資産を築いており、世界3位のお金持ちです。
バイトで得たお金から一人でここまでの資産を気づいたのだからすごいよね!
バフェット氏は株式投資の極意について、「いい銘柄を見つけて、いいタイミングで買い、いい会社である限りそれを持ち続けること。これに尽きます。」と著書で語っています。
また、「たとえ10年間市場が閉鎖されるとしても構わないと思える企業だけを買いなさい。」とも言っています。
つまり重要ことは、長期的に業績が良い見込みのある企業を見つけて、割安なタイミングで買い、その株を長期保有すること。
そうすれば、あとは企業がどんどん業績を伸ばしてくれて、株価も値上がりしていきます。
事実バフェット氏は、この投資方法で大成功を収めています。
長期保有に向いた銘柄の選び方
長期投資で儲けられることは分かったけどさ、これから伸びる株を見つけるのが難しいんじゃないの?
そうだね。じゃあ、バフェットが購入してきた銘柄から、その極意を読み解いてみよう!
では、バフェットが長期投資で買った銘柄は、どんな銘柄でしょうか。
実は世間でもメジャーな企業の株が多いんです。
たとえば、アリエールやファブリーズでお馴染みのプロクター&ギャンブル(P&G)、バンドエイドやベビーオイルのジョンソン&ジョンソン、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスやコーラでおなじみコカ・コーラなどなど。
他にもMacやiPhoneで有名なアップルなど私たちも一度は使ったことのある商品やサービスを扱う会社を、複数選んでいるのです。
ではここからわかるバフェット氏の銘柄判断基準は何でしょうか?
生活に密着した優れたブランド力を持つ企業
1つ目に、私たちの生活に密着し、かつ優れたブランド力を持っている企業であるということ。
なぜ生活に密着した馴染みのある企業がいいかというと、扱う商品やサービスが生活に欠かせないものであり、長期保有した未来でも必要不可欠な企業である可能性が高いから。
たとえば、景気が悪くなっても、選択洗剤や食品を買わなくなる人はいないでしょう。(多少節約する人はいるかもしれませんが……)
景気に左右されることが少なく、生活に絶対必要な企業の株は、安心して長期保有できます。
他にも公共機関系のサービスは景気の影響を受けにくいよね!
複数の銘柄へ分散投資
生活に密着しており、優れたブランド力のある企業であっても、大災害などの影響で大暴落ということもあるので、一銘柄に集中投資するのはリスクが高いです。
上の図からわかるかと思いますが、まとめてしまうと潰れてしまったときに一発で全滅してしまいますが、分散しておけば、少しのダメージで済みます。
バフェット氏も複数の銘柄、複数の業界に分散投資しており、1点買いというのは行っていません。
具体的には、円安に強い輸出関連銘柄と円高に強い内需関連の銘柄とで分散するのもいいかもしれません。
他にも、自動車業界のような安定銘柄とベ少し不安定なITベンチャー企業の株を組み合わせとかもアリです。
ただ、分散投資は複数の銘柄を買うことになるので、それなりのまとまった資金が必要になってきます。
分散して複数の株を持つほど資金に余裕がない場合は、少額で購入できる「ミニ株」やもともと組み合わせとして販売している「投資信託」を活用するという選択肢も考えてみましょう。
ミニ株については以下で解説してるので、参考にしてください。
投資信託ならこっちを読んでください。
結論:時間がない人は長期投資がオススメ
この記事では、時間がない人には長期投資がオススメであること、長期投資でも儲けられることについて解説してきました。
今まで長期投資を避けていた方も、これを機に見直していただけると嬉しいです。
ちなみに今回は株式投資における長期投資を解説してきましたは、長期投資であれば投資信託という選択肢もアリです。株式投資よりもお手軽ですし、知識も少なくてOK。
投資信託と株の違いについて知りたい人は、以下の記事が参考になるかもなのでよかったらどうぞ。今回は以上です。
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