- 投資で何をすると失敗するんだろう?
- 失敗しないためにはどうすればいいんだろう?
本記事では上記のような疑問を解決します。
最近、投資を始める方が一気に増えてきました。
それに伴って様々な書籍やサイトが出てきましたが、間違ったことを書いているものも多く、中には今回挙げる失敗パターンを推奨しているものもありました。
しかし、投資初心者だとやってはいけないことを判別できないですし、気が付いたころには大きな損失をだして手遅れというケースもあります。
そこで本記事では、投資でやってはいけない6つの失敗パターンについて、やってはいけない理由とともに解説していきます。
- やってはいけない失敗パターンは以下の6つ
- 生活防衛資金を投資してしまう
- 手数料を甘く見る
- 1つの銘柄に集中投資する
- 狼狽売りする
- 損切りせずに塩漬けする
- 色々な投資手法に手を出しすぎる
- 低コストな商品をリスク回避しながら計画的に運用することが重要
投資の6つの失敗パターン
投資初心者がやってしまいがちな失敗は以下の6つです。
- 生活防衛資金を投資してしまう
- 手数料を甘く見る
- 1つの銘柄に集中投資する
- 狼狽売りする
- 損切りせずに塩漬けする
- 色々な投資手法に手を出しすぎる
投資の失敗パターン①|生活防衛資金を投資してしまう
一番やってはいけないのが、生活防衛資金を投資してしまうことです。
少しでも早く儲けたいという気持ちは分かりますし、そのために少しでも多くのお金を投資に回したいというのもわかります。
ですが、食費や光熱費といった生活必要資金、子供の教育費や緊急の入院費など、生活に必要な最低限の資金は確保するようにしましょう。
どんなに儲かりそうな気配があったとしても、生活防衛資金を投資することは絶対にやめてください。
- 借金をして投資する
- 自己資金以上の信用取引
などは言語道断です。
余裕のない投資は精神衛生的にも良くないです。
投資の失敗パターン②|手数料を甘く見る
株式投資にしても投資信託にしても、手数料というのは投資額の数%程度なので投資初心者ほど甘く見てしまいがちです。
しかし、投資の成否に対して、手数料というのは重要なファクターです。
というのも、投資の儲けというのは考えている程大きくはないためです。せいぜい年利5%を達成できれば良い方です。
投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏のような手腕があれば年利20%を出せるとは思いますが、そんな彼ですら
低コストのインデックスファンドを選びなさい。そうすれば9割の投資家よりも上手くやれるでしょう。
と語っています。
仮に年利5%を達成できたとしても、手数料で2%取られていた場合、実質的に3%しか利益を出せていないわけですから、手数料を抑えることはやはり重要でしょう。
投資の失敗パターン③|1つの銘柄に集中投資する
1つの銘柄に投資資金を全額投入するのもやめておきましょう。
リスク分散の観点からおすすめできません。
一般的には、1銘柄当たりの投資金額は、最大でも投資資金の20%程度までにとどめるのが望ましいと言われています。
東京電力のように安定しているとされる銘柄ですら災害で大暴落なんて例もあります。
ですが、投資資金の20%程度の集中投資に留めておけば、仮にその銘柄の価値がゼロになったとしても残り80%の資金で投資は続けられます。(価値がゼロというのはよほどありませんが……)
投資は継続して続けるというのも一つのポイントなので、過度な集中投資は避けるようにしましょう。
投資におけるリスク分散の重要性について知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
インデックスファンドへの集中投資は問題ないのか?
市場を再現している時価総額加重平均型のインデックスファンドへの集中投資であれば問題ありません。
投資信託はそれ自体がリスク分散効果をもつ金融商品です。
ですので、投資信託への集中投資は、実質的に分散投資になっているわけです。
ただし、投資信託であればどんなファンドでもOKというわけでもないので、その点は注意が必要です。分散性の確保できた投資信託を選ぶようにしましょう。
分散性の判断が難しければ、以下の条件を満たすファンドであれば余程問題はないでしょう。
- コスト(信託報酬)が安い
- インデックスファンドであること
- 時価総額加重平均を採用している
投資の失敗パターン④|狼狽売りする
狼狽売りとは予想に反して株価が急落したことに慌てて株を売却してしまうことをいいます。
株価というのは下落するタイミングがあると分かっていても、想定以上に急落したりすると焦って売ってしまうのは良くある話です。これは初心者に限らずやってしまいがちです。
もし長期的に保有して利益を出すつもりで買った銘柄・ファンドであるならば、落ち着いて対応するようにしましょう。
投資の失敗パターン⑤|損切りせずに塩漬けする
損切りとは、投資した銘柄の値動きが予想した通りにならない場合に売却して損失を軽微にすることです。
この損切りを実行するためには、その銘柄を買う理由を自分の中で明確にして投資を行う必要があります。
例えば、あるサービスを打ち出した企業の株を、サービスの成功を期待して買ったのであれば、そのサービスが上手くいかないことが分かったタイミングで損切りをするべきです。
個人的な経験則になりますが、塩漬けするぐらいならさっさと他の良い銘柄を探して投資する方が結果的にうまく行く傾向があります。
狼狽売りと損切りの違いについて
正直、狼狽売りと損切りの違いというのは曖昧な部分があります。
というのも、損失が出ている銘柄を売却して損失を確定するという点で、狼狽売りと損切りは同じであるためです。つまり、損失の確定という結果だけに着目すると、損切り=狼狽売りとなってしまうのです。
そこで考えたいのが、結果ではなく過程の違いです。
- 狼狽売り:突発的な事象に対して、慌てて無計画に損失を確定させる
- 損切り:当初の投資シナリオが外れたことに対して、落ち着いて計画的に損失を確定させる
ポイントは「計画的な損失確定かどうか?」です。
その為にも、しっかりシナリオを描いた上で投資判断することは重要であると言えるでしょう。
投資の失敗パターン⑥|色々な投資手法に手を出しすぎる
初心者にありがちですが、色々な手法に手を出しすぎるのも危険です。
当たり前ですが、投資というのは変化する環境に合わせながら試行錯誤する必要があります。
そのため、失敗をしながらも、それを糧に改善して軌道修正していくわけです。
しかし、複数の投資手法をコロコロと使い分けていては、反省点も見えにくいため環境に対応することができません。
実際、勝ち続けている投資家は方針を変えることはあれど、ある程度同じ投資手法を継続的に実施していることが多いです。
投資には様々な手法があるので目移りしてしまうのは分かりますが、あれこれ手を出さずに自分に合った方法を見つけて投資するようにしましょう。
損切りを正しく行うという観点からも、軸をもって投資することは大事です。
投資の失敗を回避するための5つの対策
投資の失敗例が分かったところで、対策する必要があります。
そこで、普段、僕も意識している対策を紹介しておきます。
- 余剰資金で投資をする
- 手数料の低い商品を選択する
- 分散性を考慮したポートフォリオを組む
- 投資シナリオを明確にする
- 投資手法は絞る
基本的に失敗パターンの逆を実施しているだけなので全ての対策の詳細説明は割愛しますが、結局は「低コストな商品をリスク回避しながら計画的に運用する」につきます。
上記を実現する投資手法は沢山あるので、やり方はお任せしますが考えるのが面倒という方は当サイトの投資戦略を参考にしてもらえれば良いと思います。
当サイトの投資戦略は以下のページで解説しているので、興味ある方はどうぞ。余剰資金の範囲で実現してもらえば、今回紹介した失敗例は回避できます。
>>ただいま準備中です
まとめ
今回は初心者にありがちな「投資の6つの失敗パターン」について見ていきました。
以下は記事のまとめです。
- やってはいけない失敗パターンは以下の6つ
- 生活防衛資金を投資してしまう
- 手数料を甘く見る
- 1つの銘柄に集中投資する
- 狼狽売りする
- 損切りせずに塩漬けする
- 色々な投資手法に手を出しすぎる
- 低コストな商品をリスク回避しながら計画的に運用することが重要
投資は上手く活用すればお金がお金を生む状態を作り出すことができますが、それはある程度の定石に従った手法を取った場合のみです。
その為には、失敗事例を学びながら正しい手法を理解していくことが重要です。
ぜひ本記事を活用して投資への理解を深めていってください。
ちなみに僕の失敗談も以下の記事で語っているので、よかったら読んでみてください。馬鹿だなぁと笑ってもらえると、少しは慰めになります。
>>ただいま準備中です
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